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旭川市融雪機事故

融雪機は音も大きく、熱ロスが多いなど、いろいろと問題があるということを以前よりこのサイトで情報発信しておりましたが、事故についての具体的な情報を記載していなかったので、今回は実際に人間が丸焼けになってしまった恐ろしい事故について紹介させていただこうと思います。

 

融雪機を使用中に体が丸焼け、重体

これは2016年(平成28年)2月18日に実際に起こった事故です。
「融雪装置に体が半分入った状態で火がついている」と近所の方から通報でこの事故が発覚、消防が駆け付けると上半身丸焼けになった男性が発見され、重体とのこと。おそらくこの家に住む80代の男性が事故にあったとみて使用状況などを調査しています。

とのニュース内容でしたが、上半身丸焼けになってしまっては、その後どのようになってしまったのか気になるところですが、なぜこのようになってしまったのかを検証してみたいと思います。その後事故に遭われた男性は亡くなってしまったという噂を聞いております…。

 

途中で失火した?

融雪機を使用したことのある人なら想像つくと思いますが、融雪機に一度に大量の雪を投雪すると、融雪機のバーナーが酸素を供給できなくなり、酸欠を起こし、失火。

男性が火が消えてしまったことにおかしいと思い、融雪機に近づいたところ、再着火した融雪機の炎が体に燃え移った可能性があります。

融雪機本体は機種によりますが、失火してもそのまま未燃焼の灯油が出続ける機種があり、それが融雪窯付近にたまり、再着火したときに大きな炎が上がって人に燃え移った可能性が考えられます。

 

融雪機の雪感知部分の感知エラー?それとも故障?

融雪機には投雪口の奥に雪を感知するプレートが設置されています。
このプレートが雪を感知しなくなり、燃焼がストップ。(可能性として考えられるのは山にして積んだ雪が雪感知プレート部分のところで、かまくらのような状態となり、燃焼が止まった)
おかしいと思い、近づいたところ、溶けた雪が雪検知プレートに乗り、再着火。近くにいた男性に火が燃え移ったことが考えられます。

 

融雪機付近で転倒?

融雪機にはバーナーの熱だけではなく、上からのシャワーを噴出させて熱と併用して雪を溶かす装置が存在します。

この装置は融雪機と融雪槽のお互いのいいところを補うような形で融雪するので、バーナーの火力だけで融かすよりも効率はいいのですが、シャワーした水が融雪機周りで水が飛び散ることが欠点。

この欠点はお年寄りにとってはとても危険なもので、融雪機からはねた水が融雪機周りで凍結。融雪機周りが非常に滑りやすい状態となってしまうのです。

これが原因で転倒するお年寄りが多いという話も聞いています。

今回の事故では、もしかするとシャワー噴射タイプの融雪機で、投雪しようとしたところ、滑って融雪機に体を強打、すぐに動けなかったことが原因で、体に火が燃え移ったという可能性も考えられます。

 

融雪機付近に近づくのは非常に危険

家庭用ボイラーの熱カロリーが30,000kcal程度に対し融雪機は最低でも100,000kcal以上の熱を発生させるバーナーを設置しています。

家庭用のボイラーでもすぐにお湯が使えるようになるくらいの熱量にも関わらず、融雪スペースが狭いことが原因で大火力のものを使わなければいけないので仕方がないことなのですが、安全かどうかと言われれば危険な融雪装置と言わざるを得ないと思います。

音だけでも想像できると思いますが、バーナー付近に可燃物を近づけるとあっという間に燃え移ります。

ましてや使うのは冬。空気が乾燥している上にダウンジャケットなど燃えやすい衣類を着て作業しているのですから、よほどのことがない限り使用中は融雪機に近づかないようにしてください。

 

このニュースについて

このニュースでは「融雪槽より出火」と実際の報道でアナウンサーが話していましたが、融雪槽本体からは火が出る構造になるはずがないので、100%融雪機の間違いです。

またニュース映像でも実際に事故にあった現場で写っていた機械は融雪機でした。

どうして確認しないで報道するのか、報道する側にも責任をもって放送してもらいたいものです。

融雪装置は特殊機械なのでわからない人も多いから仕方がない所もあるんですけどね…。

 

総評

近年の融雪機は安全装置がより充実したものになってきていますが、年配の方々が使っている融雪機はまだまだ安全装置が不十分な機械を使っている方が多いのが現状です。事故が起こってからでは遅いので、もし古い融雪機を使っているのであれば十分な注意が必要です。

 

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