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雪の山

以前は(20年くらい前?)灯油が40円代で燃料を大量に使ってもあまり気にしなかったのですが、近年は燃料の乱高が起きております。

冬になると「今週は〇円の値上がり」というニュースが新聞やテレビなどでも報道されていますね。

ところで、実際に使う融雪装置で燃料が値上がりすると融雪機、融雪槽、ロードヒーティングどれが一番家計に負担をかけるのか気になりませんか?

そこでどの機械が燃料単価が上がった時に負担が増えるのか検証してみました。

ちなみに融雪機が灯油式しかないので、どの装置も灯油式としてランニングコストを算出しています。

 

融雪機

融雪機の燃料消費は家庭用でも1時間当たり14L程度、多いものでは34Lの燃料を使う商品までさまざまです。

ちなみに家庭用の給湯ボイラーで4L~6L程度ですから融雪機がどれほど燃料を多く使うのかわかりますね。

融雪機を実際に使ったことがある人ならわかるとは思いますが、確かに溶けは早いのですが、燃料をめちゃくちゃ使う機械としてすでに有名です。(融雪装置を調べている人ならすでに常識ですね)

これを知らずに購入している人が多いので、先に忠告しておきます。

あまりの燃料消費量に、設置後使っていない人が多数います。

メーカーのカタログ、チラシでは「〇〇m3の雪の量を〇〇分で溶かす!」と謳っています。

たしかに一時的にはすぐに溶けるのでその通りかもしれませんが、実際は蓋が常に開いているので熱ロスが非常に激しい機械です。(燃料の無駄)

融雪機は基本バーナーを着火させると常に最大火力で灯油を消費し続けます。ですから灯油消費量も半端ではありません。

 

融雪機の燃料消費量

14Lの融雪機で30分融雪した場合
14L×0.75時間(45分)×灯油単価80円/L=840円

  • 840円×30日=25,200円
  • 840円×45日=37,800円
  • 840円×60日=50,400円

融雪機を設置している方で燃料をあまり気にしないで使用すると年間冬季シーズン4万円~5万円程度の住宅が多いようです。(除雪面積により異なる)

使い控えをしていればもっと安い燃料費にも抑えられるとは思いますが、もともとの設計が燃料を多く消費する機械なので、雪を融雪機の脇にためて熱ロスがないように、溶けるまで常につきっきりで融雪機の内部に投入することで、若干の燃費改善は期待できるでしょう。

 

融雪槽

近年融雪槽は新築物件にも積極的に導入されていることから今現在主流となっている融雪装置と言えるでしょう。

熱源も灯油、ガス、電気、地下水なんでもOKなので、融雪機のように灯油しか使えないということはありません。

最近はガス住宅が増えていることもあり、ガス式の融雪槽が需要が増しているようです。

 

融雪槽の燃料消費量

融雪槽メーカーによりボイラーの選定が違うので一般的に使用されている30,000kcalボイラーとして燃料消費量の計算をしていきます。
また、シャワーのノズル設計等にもより融雪時間は異なります。
今回は一般的に埋設されている融雪槽本体容量を一般的な2m3(融雪量2m3)とした場合で計算しています。

通常融雪時間2m3では1時間程度ですので

4L/h×1時間×80円/L(灯油単価)=320円(1回使用時の灯油消費量)

  • 320円×30回=9,600円
  • 320円×45回=14,400円
  • 320円×60回=19,200円

融雪槽のもともとの設計は雪を融雪槽内に入れてゆっくり溶かすという機械なので熱効率がいい機械です。当然燃費も良くなる傾向にあります。

 

ロードヒーティング

結論から言うと一番燃費の悪い機械です。
他の融雪装置は雪にシャワーするなり、雪を直火で融かすなどして雪処理をしますが、ロードヒーティングは路盤の上部であるコンクリートや舗装を温めて雪を溶かします。その温める面積が大きいため。どうしても無駄な燃料を使いがちです。
また、熱は地上部分だけでなく、地下にも奪われるため、ロスが多いことが燃費の悪い理由ともなっています。

 

ロードヒーティングの燃料消費量

一般的なランニングコストは単純計算方法として1シーズン1㎡あたり1500~2000円程度と言われています。

 

融雪面積50㎡の場合

50㎡×1,500円(毎年の降雪量により異なる)=75,000円

これはすべてセンサーによる自動運転の場合です。
実際のセンサー設定、雪の降り方によっても異なるので、場合によってはもっと燃料費がかかる可能性があります。

 

燃料消費量をボイラーから計算する(50㎡)

ロードヒーティングは基本的に面積に合わせたギリギリの熱量のボイラーを設定することが多いです。

そのため、毎年の降雪時間を知ることである程度の燃料消費量を計算することができます。

 

ボイラーからの燃料消費量計算

融雪面積50㎡、10cmの積雪が60回(年間降雪量6m)、10cmの降雪にかかる時間を6時間(実際は溶け始めるに当たって時間がかかる+溶け残りタイマー設置もあるので+2時間)、ボイラーは50㎡の面積なので、15000kcal程度のものを選定します。燃料消費量は1時間当たり約2Lなので

(6時間+2時間)×60回×2L×灯油単価80円=76,800円

これは雪の降り方や気温にもよって左右されるので、50㎡程度のロードヒーティングでは1シーズン10万円程度のランニングコストがかかるとみていいでしょう。

また、ロードヒーティングは降ってきた雪を溶かす機械なので、除雪車のおいていった雪は全く溶けません。またロードヒーティング施工部分と未施工部分の段差ができるので、自動車の出し入れの時に下回りを傷つけてしまうことも考えなければいけません。

このように何もしなくていい分、燃費が悪い、硬い雪は融かせないなど、いいようで悪い部分がある機械がロードヒーティングです。近年灯油価格の上昇により灯油単価が安いころに施工した方は、ほとんど使っていない場合が多いです。

 

総評

燃料消費量が元々大きい機械ほど燃料単価が上がった場合には、大きな出費が発生することは理解できるのではないかと思います。
ということは、時代の流れで今後も燃料単価は上がる可能性がありますので、できるだけ燃料の減らない機械を選ぶべきです。

 

結論

これからの時代は融雪槽を選んでおけばまず間違いありません!
使用量が少なければ単価が上がっても負担は少ないですからね♪

 

 

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