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融雪装置には、融雪槽、融雪機、屋根融雪(ルーフヒーティング)、ロードヒーティング、流雪溝などさまざまは機械があります。今回は玄関前の雪を処理する一般家庭向けの融雪槽、融雪機について主に説明していきます。

 

融雪槽・融雪機にも色々な種類があり、すべてを明確に分類できないところもあるのですが、主だった分類は下記のようになります。

融雪装置分類

 

 

融雪槽

融雪槽は、おおまかにボイラーで温めた不凍液を融雪槽内に設置されている熱交換器を介して融雪槽内の水を温めて散水する温水加温式、地下水を利用する地下水式、電気ヒーターを融雪槽内に設置し、温めた水を散水する電気ヒーター式(電熱式)に分類されます。
電気ヒーター式以外は熱源が分離され、別々に設置されており、埋設した融雪槽内に大量の雪を投入し、温めた水を散水して雪を溶かす方式です。この方式は埋め込まれた大きなタンクに投雪された雪は時間をかけてゆっくり融雪する機械が多いため、融雪槽本体は比較的大型になる傾向があります。

 

融雪機

融雪機は地下に装置が設置されているものと地上に設置されているものがあります。灯油を燃料とし、融雪機本体には熱を発生させるバーナーと雪を溶かす炉体部分とが一体構造になっています。この融雪方式は常に雪を投入しながら融雪することになるので、高出力の熱源部と隣接して融雪部分が存在するため、どの融雪装置よりも雪解けが早く、時間当たりの発熱量も大きい商品が多いのが特徴。

 

融雪槽と融雪機の特徴

項目 融雪槽 融雪機
雪の処理方法 地下に埋め込まれたタンクに雪を投入し時間をかけてゆっくり溶かす 加熱部に雪を乗せ、急速に溶かす。雪の収納スペースを持たない。
融雪能力 時間をかけて溶かす。融雪能力は小さい。 急速に溶かす設計のため、発熱量大、融雪能力は大きい。
熱源装置 電気ヒーター
電気ボイラー
灯油ボイラー
ガスボイラー
地下水
ガンタイプ灯油バーナーを内蔵
設置方法 埋設型のみ 1.埋設型
2.移動型
3.地上置き型
融雪水の排水方法 ポンプによる強制排水
地下浸透方式も可能
ポンプによる強制排水
地下浸透方式は不可
作業性 マイペースでゆっくり行える 融けるスピードが速いため、それに見合う投雪速度が必要となる
使用状況 雪を入れたら後は蓋を閉めて終わりの簡単作業 溶け終わるまで待たなければいけない
主だった材質 直接炎が当たらないので、FRP、コンクリートなどが用いられる 高音になるため、ほとんどが鋼板製、
本体の耐久性 腐るものを使用していないので長期使用可能 鉄部分が高音になったり、冷えたりを繰り返すので、本体がゆがむ、錆びるなど融雪槽に比べ劣る。
燃費 燃料消費量は融雪機に比べ少ない。 高カロリーのガンタイプバーナーを使用しているので、燃料消費量は大きい。
騒音 家庭用給湯ボイラーと同レベル、比較的静か ガンタイプバーナーの燃焼音が大きく、近所迷惑になることが多い。

 

まとめ

融雪槽と融雪機は同じようで性能、使い方も全く違う商品です。自分に合った使い方を事前に調べておくことで後悔のない融雪装置選びをすることができます。近所の方で使っている方がいれば話を聞いてみるなど購入には十分な下調べが必要です。

 

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