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融雪機で雪を溶かす

 

近年大雨による洪水や土砂災害など、自然災害が増えております。

温暖化が原因とも言われていますが、冬はいきなりの大雪になることもあります。
大雪の場合は融雪装置を設置しているのでしたら問題ないと思いますが、夏の洪水などの自然災害で融雪装置が故障してしまうことも考えられます。
今回は洪水などの災害で各融雪装置にどのような影響があるのかを紹介していきます。

 

土砂災害が起きた場合

融雪機

融雪機は当然土砂の下になり、本体は土砂、水に埋まります。その結果、融雪機本体機械部分に土砂や水が入り込み、電子基板、バーナーが水により全損、内部部品を一式取替となります。利用できるのは鉄板等でできた炉体と本体のみ。バーナーから基盤等まで一式交換となりますので機種によりますが、20万円~30万円程度の費用がかかると思われます。

融雪槽

融雪槽本体はもともとある程度の土などが入っても問題ないように設計されていますので、土砂災害があった場合でも融雪槽本体が破損するということはまず考えにくいです。
故障ヶ所があるとすると、ポンプ等を収めている部分の蓋などが土砂の重さ等で故障する程度と思います。ただし、土砂災害の場合は大量の土が本体内部に入る可能性があるので、これを取り出す作業が大変と思います。土砂の撤去作業は人力作業になることがほとんどなので、業者に頼むと費用がかさみます。可能であれば自分で行う方がいいでしょう。

その他、地下水式のタイプは地下水ポンプが土砂の影響で故障、灯油、電気、ガス式の場合は熱源であるボイラーが土砂により破損、場合によっては取替する必要もあるでしょう。
土砂災害の場合は通常の災害と違って機械が埋まり、全く使えなくなってしまうことがほとんどです。

 

水害が起こった場合

融雪機

土砂災害と同じく、本体に大量の水が浸入します。当然バーナーが入っている機械室に水が入るので電気部品はすべて全損、バーナー、基盤の取替が必要です。そうなったら年数が経過して本体が痛んでいるようでしたら、本体ごとすべて取替してしまった方がいいでしょう。

融雪槽

本体と熱源が分離している融雪槽は多少の水害ではなんの問題もありません。
融雪槽内部すべてが水没するとは思いますが、水没しても問題ないような設計になっているので、安心です。
問題は分離されている熱源です。
地下水式の場合、地下水ポンプは通常地盤よりも低い位置に取付されていることが多いので、水害時は地下水くみ上げ用のポンプが水没のため故障します。
電気ボイラーは壁掛けタイプなのでボイラー本体に水がつかなければ問題ありません。ガス式、灯油式もバーナーや基盤部分にさえ水が付かなければ正常に使用できるはずです。

 

強風による災害

融雪機

融雪機は本体制御部も含め地盤と同じ高さに設置されているので、風による被害は全くありません。比較的欠点の多い融雪機の唯一の強みだと思います。

融雪槽

本体には問題ありませんが、熱源のボイラーが強風によって転倒あるいは破損する可能性があります。転倒してケーシングに曲がり、凹みがあったとしても通常通り燃焼されれば問題はありません。ただし、ガス式の場合はガス漏れにより重大事故が起こる可能性があるので転倒した場合はガス供給会社で点検してもらう必要があります。

 

雪による災害

融雪機

燃料を大量に使って強制的に早く溶かしてしまう融雪機は大雪が降ったからといって機械に何か影響があることはまずありません。使用上の注意点は雪を早く溶かしたいために融雪窯の上に大量の雪を乗せてしまう事。これは融雪機のバーナーに酸素が供給されない原因を作ってしまい、失火してしまうことがあるので、それだけは避けましょう。最悪未燃焼灯油に一気に着火し、火災が起きる可能性があります。融雪窯には少しだけ空気の取り込み口を確保しておきましょう。

融雪槽

燃費を重視し、融雪槽よりも融雪時間がかかる融雪槽は大雪の時には融雪に時間がかかることがあります。これは融雪の仕組みからして仕方のないことです。大量の雪が降った場合は数回に分けて投雪すれば問題ないのですが、1回の融雪に1時間~1.5時間、機械によっては融雪完了まで数時間かかる機械もあるので、大雪が降った時には出勤前に除雪が終わらない可能性もあります。ほとんどの融雪槽メーカーはある程度の大雪も見込んで一般家庭用でも少し大きめの商品をお客さんに選定していることが多いので、ある程度の大雪でも対応できると思いますが、ドカ雪が降った場合は素直にあきらめ、溶け終わるまで雪を溜めておくしかないでしょう。

まとめ

自然災害に強い融雪装置という点では、本体がまず壊れることのない融雪槽に軍配が上がるとは思いますが、自然災害時はどちらにしても修理代が高額になります。
近年多い被害は台風による水害。融雪槽はもともと水没してもいいような設計なので耐久性は抜群なので、熱源が地上についている融雪槽が自然災害の耐久性も含めておすすめです。

 

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