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以前より融雪槽は燃費もよく効率がいいと書いてきましたが、実際に融雪槽に欠点はないの?と疑問もあるかと思いますので、今回は融雪槽のデメリット(欠点)について記載したいと思います。

 

工事費が高い

融雪槽は本体が大きいため、本体埋設に伴う大掛かりな土木工事(残土処理、掘削工事等)が発生します。また本体も土圧に耐えられるように強固に製作しなければなりません。融雪機のように深さがないものなら強度も必要ないのですが、こればかりは仕方がありません。

 

雪の溶けるスピードが遅い

これは融雪システムの都合で仕方のないことなのですが、ボイラーの熱エネルギーが少ないため、どうしても溶けるスピードが遅いことが挙げられます。その分、音も静かでランニングコストも融雪機に比べ、はるかに安い優秀な商品ができたんですけどね。

異常気象のような大雪の場合は溶けるスピードが遅いため、融雪が追い付かないこともあるでしょうが、基本的にそのようなことはまずありません。

何倍も燃料を消費し、使用時にジェット機の騒音のような音がする融雪機は、確かに溶けるスピードは早いのですが、エコの時代に逆行した商品なので、導入を検討している場合には、近所で使っている人の意見を聞いてから購入した方がいいでしょう。

いくら溶けるのが早くてもあの騒音と燃料消費量では使用を控える人が大半だと思います。

 

本体は故障しないが、熱源(ボイラー)がいずれ故障

融雪槽本体は、ほとんどのメーカーがFRP製、あるいはコンクリート製の融雪槽を使用しています。本体の耐久性は抜群なのですが、どうしても熱源であるボイラー等が故障するのは仕方がありません。ボイラーの耐用年数は10年が普通なので、それ以上経過したボイラーはそう長くは持たないと考えておきましょう。

 

同じく電気部品である融雪槽内のポンプもいずれ故障

融雪槽にはメーカーによって複数のポンプが入っており、これは電気製品のため、いずれ故障します。融雪槽で使われている水中ポンプの保証は1年間なので、最悪3年程度で壊れる可能性もあることだけ頭に入れておきましょう。

融雪機にも同じ水中ポンプが使われているので融雪槽だけの欠点ではないのですが、融雪槽の場合は完全に水没させて使っているメーカーが多いため、過酷な使用状況で使われているのは融雪槽と言えます。

 

万が一融雪槽を撤去するときは工事費が高価

融雪機とは違い、融雪槽を撤去する人はまずいないと思いますが、融雪槽を使わなくなり、引き上げて処理してもらう場合は、掘り起こし工事が必要なので、融雪槽本体の引き上げ工事と穴が空いた部分に埋設する砂利代等が必要なため、融雪機撤去に比べ工事費が高額となります。

間違えても工事が簡単だからと言って、融雪槽本体を途中で切断して、砂利で埋設するなどしてはいけません。FRPやコンクリートは産業廃棄物扱いなので埋設すると罰せられます。

融雪機を撤去して融雪槽に入れ替えする人はよくいるのですが、使わなくなったから外してほしいという依頼はまずないでしょう。

融雪槽はどの工事をするにしても金額が融雪機に比べ高価になってしまうのは仕方のないことです。

 

まとめ

どの融雪装置でもそうですが、特に熱源の故障の場合の出費が大きな金額となります。
融雪機であればバーナー本体、融雪槽の場合はボイラー、地下水式融雪槽でも地下水ポンプが高価な商品です。ただ、融雪槽の場合はボイラーや地下水ポンプは冬季間のみの稼働なので比較的長持ちする場合が多いです。融雪機に使われているバーナーは本来乾燥機などに使うものですので、それを融雪に使用しているので、使用条件はとても過酷で、融雪窯を塞がれて燃焼させるため、バーナー部分にすす等が付きやすく、故障の頻度が高いのですでに融雪機をつけられている場合はシーズン始まる前にチェックしておく必要があります。
どちらにしても融雪槽のデメリットというのは金額の面くらいなものなので普通に使っていることについては、間違いなくメリットの方が多いと思います。

 

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