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融雪機 激しく腐食

いざ融雪装置を設置しようと考えた場合、どこにつけようかと悩むことも多いと思います。一度設置したら動かすことのできない機械ですから設置するときにはよく考え設置したいものです。

 

融雪装置販売業者はスペースさえあれば、どこにでもつけられますと説明するでしょうが、本当にそれでいいのでしょうか?

 

後悔しないためによく考慮することが重要!

融雪機、融雪槽共にスペースさえあればどこでも設置はできます。しかし使い勝手だけを考えた設置場所では機械の破損を招くこともあります。

使い勝手だけでなく、今後起こり得ることなども考え十分考慮する必要があります。

 

道路沿いに設置することはできるだけ避けた方が望ましい

除雪車がおいていった雪などのことも考え、道路沿いに設置したいと考えるのが普通でしょう。しかし、道路沿いに設置したことによって他の自動車で破損させられることも多いので設置場所には気を付ける必要があります。

 

■具体例1

灯油を運ぶタンクローリーが融雪装置の上に乗り本体、あるいは蓋が曲がり、開閉不可能になった。

この事件はちょうどお客さんが外にいたから気が付いたことなのですが、特に冬の豪雪地帯では道路脇の排雪状態が悪く、車を避けるために全く関係のない敷地内に入ることがあります。融雪装置が道路脇に設置されていたため、4t以上あるタンクローリーが乗り上げ蓋を曲げてしまったというわけです。これは特に雪の多い時期、雪が降った後で蓋の位置がわからず、踏んでしまうことがあるようです。

これがタンクローリーが融雪装置に気付かず、本体に乗り上げた場合、なおかつ運転手が気付かず走り去ってしまった場合は自腹で修理することになります。

蓋の修理代金だけでも数万円、これで本体まで壊れていた場合は入れ替え、設置工事も必要になるので、修理費用は一気に数十万円まで膨れ上がります。

 

■具体例2

除雪車(除雪ドーザ)が道路の雪を空地へ押しているところで、融雪装置の蓋に気付かず、引っ掛けてしまい、本体を破損させた。

具体例1よりも少ない話なのですが、たまに道路わきに雪が溜まっていると除雪ドーザの運転手が雪を空地に押してくれることがあります。

すごく助かることなのですが、雪で埋もれている融雪装置に気付かず引っ掛けてしまうことがあるようです。

この場合は当然本体を壊してしまった会社に修理を請求することになりますが、あまりにも道路脇に設置してしまうとこういうことも起こり得ると覚えておきましょう。

 

どうしても道路脇に設置したい場合

たとえば玄関までは人の歩く通路しかない、埋設スペースが道路わきの車庫前のみということも考えられます。

その場合は道路脇に設置するしかありません。

道路わきに設置した場合は、蓋の上にコーンやバーで重機や重い自動車が乗らないように対策することで、上記のような事故を防ぐことができます。使用時に面倒だと思うでしょうが、壊されないためにはこのくらいはしておいた方が無難です。壊れてからでは遅いので十分注意しましょう。

 

融雪装置別注意点

融雪機の場合

融雪機はすべてが一体に収まっているので本体が問題となることはありません。
しかし、排水管と灯油引き込み配管は本体と離れていることが多いため注意が必要です。

融雪機は凍結深度より浅い位置に本体があります。どうしても凍上の問題が起きます。

そのため、灯油管と排水管は上下動が起き、灯油管に至っては融雪機のバーナーへの入口部分と融雪機本体の貫通部分から欠損して最悪灯油漏れ、排水管に至っては折れたり、あるいは排水先で詰まったりした場合は本体すべてが故障、全取替になります。

理想は融雪機本体からの距離が近ければ近いほど理想です。

特に排水管は年数がたつと路盤状況が変わり、排水管が逆勾配になることも多々あります。

距離が長い場合は排水管の中間部に水がたまって凍結することもあります。

通常排水ポンプの出口口径は40mm~50mm程度が普通です。
排水管の距離が長い場合はできるだけ口径を大きくして施工をお願いしましょう。

万が一中間で水が溜まっても管口径が太ければ上部に空間ができ、排水させることができるのでおすすめです。

※融雪機は排水できないだけで本体が全損する可能性大なので、必要以上の対策をしておくことが重要です。

 

融雪槽の場合

融雪槽は融雪機に比べ本体の深さがあるため、本体の凍上はあり得ません。

※北海道では冬になると凍上するため、融雪槽の周辺だけを見た人は「融雪槽が沈んだ」と勘違いする人がいるくらいです。

配管類はどこの業者も余裕を持って施工しているので、排水管のみ注意して施工してもらうといいでしょう。

融雪機と同じフロート付きの排水ポンプを使っているはずですので、できる限り管径を太くしてもらえばいいでしょう。

VU75mmで配管してもらえば太さもあるので、ある程度勾配が変わっても普通に排水されるはずです。また40mmや50mmの塩ビ管に比べ太く丈夫なため、中間で水がたまる心配もありません。

今後のことも考え、排水配管は少し太めにしてもらうといいでしょう。

また融雪槽は融雪機よりも深く堀り、埋設することになります。

埋設する前に何が埋まっているか調査はするでしょうが、たまに図面に掲載されていない配管が埋設場所にある可能性があります。最悪は工事中に埋設場所の変更が必要な場合もありますので覚悟しておきましょう。(特に道路脇には何が埋まっているかわからないことが多い)

ちょっとマニアックな話になりましたが、できるだけ道路脇に設置することは避けた方がいいでしょう。

 

 

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